インプラント手術での感染対策は?

感染管理は必須

医療の現場では、感染を防ぐことが重要なポイントになっています。歯科治療においてもその対策は必須です。

使用済器具の徹底した「洗浄・消毒・滅菌・保管」のために

手術に限らず口腔内に触れる歯科器具には、注射針など使い捨てもありますが、再使用するものが多くあります。それらの器具は次の患者さまにも使うため、必ず「完全に清潔な(滅菌された)状態」に戻し、感染経路を絶たなければなりません。そのためには、すべての使用済器具を正しく「洗浄・消毒・滅菌・保管」することが絶対に必要です。感染管理の基本は、超音波洗浄器・洗浄器(医療用)・滅菌器の設置、そして専用手術室の完備と手術中の清潔・不潔域の完全な分離です。

また、院内スタッフ全員が感染予防の知識を持ち、滅菌後の器具の保管と管理を確実に行うことも大切です。

これらの徹底が感染リスクを軽減します。ヨーロッパの感染管理基準は日本よりも厳しいものですが、当院ではそれらに適合する機器を導入しています。インプラントを検討する際には、こうした歯科医院の感染予防についての対応も考慮すべきでしょう。

●インプラント専用オペ室
●滅菌器をはじめとする感染管理機器