顎関節症
顎関節症の患者数はここ数年増加の傾向にあります。10代半ばから20代〜30代にかけて、特に女性の患者様が多いのが特徴です。10代半ばの成長期には、上下の顎の成長と歯牙の萌芽とのバランスが欠けること、また、若い年齢層の食習慣、生活習慣などにも原因があるとも言われています。また、歯科治療でも多数歯の修復により、咬合が不安定になり、顎関節症を発症することがあります。
下記の症状に心当たりがあれば、まず、咬合に異常があるかどうかを診断する必要があります。
- 口の開閉時に痛みがある。
- 口を開けると関節で音がする。
- 口が開かない、開けづらい。
- 体に以下のような痛みがある。
頭痛/首・肩・肩甲骨の筋肉痛/腰痛
顎関節症のため、体のバランスを崩した症例
咬み合わせが全身に悪い影響を及ぼし、肩の位置の前後左右のバランスが崩れてしまった症例です。このような場合、それに伴い、背骨や骨盤までずれてしまうこともあり、特にご年輩の方は歩行困難になることもあります。すべての原因が咬み合わせとは言いきれませんが、咬合のバランスを崩すことでこのような症状に苦しむ場合があります。