歯ぎしりはインプラントに影響しますか?

歯ぎしりは早めの改善が必要

歯ぎしりはインプラント治療に大きく影響します。歯ぎしりが事前に分かっていれば、改善を図る必要があります。インプラント治療後の場合、早急に対応しないと上部構造(人工の歯)破損の恐れがあります。

歯ぎしりは咬み合わせの異常でおこります

上部構造の材質は、以前はセラミックとレジンの混合材や金属などが主流でした。これらで作られた上部構造は比較的柔らかいため、長期間の使用で少しずつ摩耗、変形していき、やがてご自分の体に合った咬み癖が出来上がります。これらの素材は、長期にわたる使用により、奥歯の咬む高さが次第に低くなってしまうという欠点がありました。

それに代わり最近はジルコニアという素材が使われています。この材質は、鉄のセラミックと言われるほど堅く壊れにくいのが特長で、上部構造の咬む高さが変わらず長期間安定します。しかし、咬み合わせが正しくないと歯ぎしりをおこし、上部構造の破損や反対側にある天然歯の動揺をもたらしてしまいます。本数が多いインプラント治療では、これらの症状が多く見受けられます。このような場合には、まず上下の正しい咬み合わせを再構築し、次に夜間の異常咬合防止にマウスピースの装着をおすすめしています。文字

●歯ぎしり予防にはマウスピースを