日帰り手術の場合、帰宅後の腫れや痛みが心配です。

基本的にインプラント手術は日帰り

技術や薬の進歩により、最近は医療全般で入院期間が短くなっています。当院も日帰りでインプラント手術を行いますが、入院負担が軽くなる反面、医師の目が届かない帰宅後が不安という声もあります。

起こりうる症状を理解して不安を軽減

術後には少なからず腫れや痛みが生じます。手術法にもよりますが、インプラント埋入部に十分な骨がある場合、腫れは少ないようです。骨移植の場合、より腫れることがありますが、通常は術後3日程で落ち着きます。また、免疫力が低い方はまれに内出血を起こしますが、4週間程で収まります。痛みには個人差がありますが、抜歯ほど痛くないと思う方が多いようです。起こりうる症状を予め理解しておけば不安も軽減するでしょう。症状緩和には投薬の他、皮膚表面からの圧迫止血で腫れを抑えたり、濡れタオルで冷やして痛みを和らげたりなどの方法もあります。

●症状の緩和も可能

感染予防の徹底で高まる安全性

腫れや痛みの一番の原因は、傷口の感染です。術前の血液検査・口腔内の清潔保持、術中の感染管理、術後に生活の注意事項を守ること、これらの感染予防の徹底が日帰り手術の安全性を高めます。